映画紹介

エヴァの匂い |エーゲ海の天使|奥サマは魔女 -魔王の陰謀-

エヴァの匂い / Eva 1960年代、ヴェネツィア、ローマ。魅力的な女性・エヴァに夢中になり、仕事も友人も婚約者も失ってしまう男の物語。 作家のティヴィアンは、自分の作品が映画化され、婚約者・フランチェスカとの結婚話も進み上機嫌だった。ところが、ヴェネツィアで偶然知り合ったエヴァに魅かれてしまう。大金をつぎ込みつくしてもエヴァから冷たくされている男がいたことを知りつつも、ティヴィアンはエヴァを追わずにはいられない。やがてその情事もフランチェスカの知るところとなり、ティヴィアンは彼女を失う。それでもなお、ティヴィアンはエヴァを追うのだった。 愛に溺れる男と男を冷たくあしらう女、という図式が最初から最後まで続く。手に入りにくいものほど、手に入れたいという気持ちが強まるのは人の常。しかも美しいエヴァは、ときどき男の求めに応じるのだから性質が悪い。もしかしたら、と期待してしまうではないか。逆を言えば、簡単に自分になびくティヴィアンはエヴァにとっては物足りない男。「負け犬よ」ということばは厳しいようだが、このことばから、ティヴィアンは彼女の気持ちに気づくべきだったろう。 男を弄ぶエヴァと、そのエヴァに翻弄される男。どう見ても悪いのは女の方なのだが、それでも同情する気にもなれないほどティヴィアンは情けない。 レコードから流れる“柳よ泣いておくれ”の気だるさが印象的。 ロケ地 / ヴェネツィア、ローマ ヴェネツィア サン・マルコ広場 ハリーズ・バー … 冒頭のバーのシーン ホテル・ダニエリ … エヴァとティヴィアンが滞在するホテル サンタ・マリア・デラ・サルーテ教会 … ティヴィアンとフランチェスカが結婚式を挙げる キオッジャ(Piazettaに面したカフェ) … ラスト近く、ギリシャ行きの前のエヴァと会話するシーン トルチェロ島 … ティヴィアンの家がある島。現在では人口数十人の廃虚のようになってしまった島。 ローマ マルタ騎士団長の館(アヴェンティーノの丘) … エヴァとティヴィアンが扉の鍵穴を覗くシーン。スクリーンではわかりにくいかもしれないが、鍵穴の向こうに見えるのは、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラである。 製製作 / 1962 フランス [フランス語作品] 監督 / ジョセフ・ロージー キャスト / ティヴィアン … スタンリー・ベイカー フランチェスカ … ヴィルナ・リージ 原作 / ジェームズ・ハドリー・チェイス 『悪女イブ』      創元推理文庫  小西 宏【訳】
エーゲ海の天使 / Mediterraneo 1940年代、 ギリシャ。 第2時世界大戦中、エーゲ海に浮かぶギリシャの小島に派遣された8名のイタリア兵。大戦の本流から外された兵士たちの ”のどかな”戦争。 1941年、8名のイタリア兵がギリシャの小島に派遣される。人の気配を感じない、その島で彼らは任務につくのだが、開始早々、アクシデントから無線機を壊してしまう。通信手段を無くして途方に暮れる彼らは、任務を続けるうちに島には住人がいること、だが男たちを戦争で取られてしまい、女と子供と老人しか島にはいないことを知る。 友好的な島の住民との奇妙な共同生活が始まる。島の女と恋に落ちる者もいれば、請われて教会に壁画を描く者も、もちろん、大戦の本流に戻り、国のために尽くしたいと願いながら日々を送る者もいた。そんな彼らに情報がもたらされる。島で過ごした3年の間に戦局は大きく変化していた。 戦争の映画である。間違いなく。でも限りなくのどかであり、海は美しい。 ロケ地 / ギリシャ 製作 / 1990 イタリア 監督 / ガブリエーレ・サルヴァトレス キャスト / モンティーニ中尉 … クラウディオ・ビガッリ ロルッソ軍曹 … ディエゴ・アバタントゥオーノ ヴァシリサ … ヴァンナ・バルバ
奥サマは魔女 -魔王の陰謀-/ Un amour de sorciere (公開時タイトル「ヴァネッサ・パラディの奥サマは魔女」) 1990年代、ヴェネツィア、フランス、アメリカ。魔女・モーガンが幼い息子の将来を案じ、魔王の手から息子を守るため父親となってくれる人間を探す。だが、その人間とモーガンは恋に落ちてしまう、というファンタジー。 ビル・ゲイツの再来といわれるハイテク機器開発の天才・マイケル。モーガンは彼を息子・アーサーの父親とするべく近づく。アーサーは魔力を持っているため、魔王・モロクから後継者として狙われている。アーサーを魔王の手に渡さないため、彼の持つ魔力を無くすには、人間の父親を見つける必要があった。モーガンはアーサーをモロクの手から守れるのか? そしてマイケルとの恋のゆくえは? キュートなヴァネッサ・パラディを存分に楽しむためのファンタジーであり、ラブ・ストーリーである。ジャン・レノの怪演も見逃せない。 ヴェネツィアは恋に落ちたふたりの新婚旅行先として登場。カーニヴァルのような光景も見られるが、設定では季節は夏のはず。 ロケ地 / ヴェネツィア、フランス、アメリカ リアルト橋 サン・マルコ広場、ドゥカーレ宮殿 … デートコース 製作 / 1997 フランス[英語作品] 監督 / ルネ・マンゾール 特撮監督 / デビッド・カッパーフィールド キャスト / モロク … ジャン・レノ マイケル … ギル・ベロウズ エグランティーヌ(モーガンの祖母) … ジャンヌ・モロー

家政婦の機嫌

家の中に観葉植物がかなりあるのですが、邪魔なときがあります。天井からつるすようなものにしてみようか思案中。ただ手入れがしにくいと家政婦からクレームが来そうなのが心配。部屋の時計を天井近くにとしただけで掃除がしにくいと怒られたりします。映画の友料理はポテトマカロニグラタン、梅しばパリパリコールスローです。